こんなお悩みありませんか?
- タバコをやめたいが、意志の力だけでは続かない
- 禁煙外来で薬を使えることを知らなかった
- 何度も禁煙に失敗してきた
- 喫煙が心臓・腎臓・血管にどう影響するか知りたい
- 家族のために禁煙したい
このような症状でお困りの患者様は、お気軽に当院へご相談ください。
禁煙指導とは
禁煙外来とは、ニコチン依存症と診断された患者様が保険診療で薬物療法を受けながら禁煙を達成するための外来治療プログラムです。「禁煙は意志の問題」と思われがちですが、ニコチン依存症は脳の報酬系に作用する依存疾患であり、医学的な介入が有効であることが多くの研究で示されています。
保険適用の禁煙治療は原則として12週間(5回の受診)のプログラムです。ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)で5点以上、喫煙本数×年数(ブリンクマン指数)が200以上などの条件を満たした患者様が対象となります。

症状
喫煙を続けることで、以下のような症状・疾患のリスクが高まります。
- せき・たん・息切れ(慢性閉塞性肺疾患:COPDの初期症状)
- 動悸・胸の痛み(狭心症・心筋梗塞の前兆)
- むくみ・血圧上昇(腎機能低下の進行)
- 口腔・のどの違和感(頭頸部がんのリスク増加)
禁煙後は、禁断症状(イライラ・集中力低下・食欲増加など)が数週間続くことがあります。
原因
喫煙は全身の血管に悪影響を及ぼし、以下のリスクを高めます。
- 心血管疾患:狭心症・心筋梗塞・心不全のリスクが2〜4倍上昇します
- 脳卒中:脳梗塞・くも膜下出血のリスクが高まります
- 慢性腎臓病(CKD):喫煙は腎機能低下を加速させます
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD):肺機能が不可逆的に低下します
- がん:肺がん・膀胱がん・食道がんなど多くのがんリスクが上昇します
当院院長・鶴岡 歩は循環器内科・腎臓内科の専門医として、喫煙による心腎血管への影響を重視しており、禁煙を最も費用対効果の高い治療のひとつと位置づけています。
治療
ニコチン代替療法(ニコチンパッチ・ニコチンガム)
皮膚や口腔粘膜からニコチンを補充し、禁断症状を和らげながら段階的にニコチン量を減らしていきます。薬局でも購入できますが、保険診療での処方も可能です。
バレニクリン(チャンピックス)
脳のニコチン受容体に部分的に結合し、喫煙による快感を減らしながら禁断症状を和らげます。複数の臨床試験で禁煙成功率を大幅に高めることが確認されています(12週間後の成功率 約50%)。副作用として吐き気(約30%)・不眠・気分変動がみられることがあります。
行動療法・継続サポート
薬物療法と組み合わせることで禁煙成功率がさらに向上します。当院では受診のたびに禁煙状況の確認・動機づけ面談を行い、患者様を継続的にサポートします。
注意事項
禁煙後に体重が増加することがありますが、禁煙による健康上のメリットは体重増加のリスクをはるかに上回ります。体重管理についても合わせてご相談ください。妊娠中の方・心疾患をお持ちの方は薬剤の選択に注意が必要です。事前に必ずお申し出ください。
院長からひとこと
「禁煙は気合でやるもの」と思って何度も失敗してきた患者様がいらっしゃいます。しかしニコチン依存症は意志の問題ではなく、脳の神経回路に関わる疾患です。薬を使えば禁煙の成功率は大きく高まります。また、喫煙は腎機能の低下を加速させ、心臓病のリスクを数倍に引き上げます。腎臓内科・循環器内科の専門医として、禁煙は「最も費用対効果の高い治療」だと確信しています。これまで何度失敗しても、あきらめずにご相談ください。
監修医師
鶴岡 歩(つる内科クリニック院長)
循環器内科・腎臓内科を専攻後、大阪府済生会千里病院 千里救命救急センターおよび大阪市立総合医療センター 救命救急センターにて救命救急医・集中治療医として勤務。カテーテル治療・血液浄化療法を専門とし、2026年10月につる内科クリニックを開院。日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医・日本腎臓学会腎臓専門医をはじめ、救急・集中治療・脈管・IVR(画像下治療)など多数の専門医資格を保有。