こんなお悩みありませんか?
- CKDが進行して「腎不全に近づいている」と言われた
- 尿が少なくなった・出なくなった気がする
- 全身がむくんでつらい
- 透析が必要かどうか不安
- 腎不全と言われたが、まだ治療で改善できるか知りたい
このような症状でお困りの患者様は、お気軽に当院へご相談ください。
腎不全とは
腎不全とは、腎臓が本来の機能(老廃物・余分な水分の排出、電解質・酸塩基平衡の調節、各種ホルモンの産生)を十分に果たせなくなった状態です。発症経過により「急性腎障害(AKI:Acute Kidney Injury)」と「慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)」に分類されます。また、AKIからCKDへの移行期間を急性腎臓病(AKD:Acute Kidney Disease)といい、近年注目されています。
急性腎障害(AKI)は短期間に急速に腎機能が低下する状態で、適切な治療を行えば腎機能が回復することもありますが、重症例では一時的な透析が必要です。AKIから回復しきれずに、CKDへ移行することも多くあります。末期腎不全(ESKD)はCKDが進行しeGFRが15mL/分/1.73m²未満(ステージG5)となった状態で、腎代替療法(透析または腎移植)の準備が必要です。
症状
尿量の減少・無尿、全身のむくみ(浮腫)、倦怠感・全身のだるさ、吐き気・食欲不振、息苦しさ(肺うっ血・代謝性アシドーシス)、高カリウム血症による不整脈リスクなどが現れます。
当院には「急に体がだるくなり、尿が出なくなった」「むくみがひどくて靴が履けなくなった」という患者様が来院されることがあります。

原因
急性腎障害(AKI)の原因は、脱水・出血・心不全(腎前性)、急性尿細管壊死・腎炎・造影剤腎症(腎性)、尿路閉塞(腎後性)に分類されます。慢性腎不全はCKDの進行が主な原因で、糖尿病性腎症・腎硬化症・慢性糸球体腎炎の順に多くみられます。
治療
急性腎障害(AKI)の治療
原因の除去(脱水の補正・原因薬剤の中止・尿路閉塞の解除など)と腎機能回復を待ちます。高カリウム血症・肺水腫・重度の代謝性アシドーシス・尿毒症が生じた場合は緊急透析が必要です。
慢性腎不全(末期腎不全)の治療
CKDの管理を継続しながら、eGFRが15〜20を下回る前から腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)の選択について患者様・ご家族と丁寧に話し合います。当院では患者様の価値観・生活スタイルに合わせた意思決定を大切にしています。
注意事項
腎機能は急速に変化することがあります。体重の急増・尿量の急激な減少・息苦しさの悪化がみられた場合は、ただちに当院または救急医療機関を受診してください。
院長からひとこと
腎不全は「末期」という言葉のイメージから絶望的に感じる患者様もいらっしゃいます。しかし適切な腎代替療法のもとで長く充実した生活を送っている患者様も多くいます。中には30年以上も血液透析を受けておられる患者様もおられます。血液浄化療法(透析)の専門医として、「透析は人生の終わりではなく、新しい生活の始まり」と患者様にお伝えしてきました。どんな些細なことでも、遠慮なくご相談ください。
監修医師
鶴岡 歩(つる内科クリニック院長)
循環器内科・腎臓内科を専攻後、大阪府済生会千里病院 千里救命救急センターおよび大阪市立総合医療センター 救命救急センターにて救命救急医・集中治療医として勤務。カテーテル治療・血液浄化療法を専門とし、2026年10月につる内科クリニックを開院。日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医・日本腎臓学会腎臓専門医をはじめ、救急・集中治療・脈管・IVR(画像下治療)など多数の専門医資格を保有。