こんなお悩みありませんか?
- 健診で「尿たんぱく陽性(+)」と書かれた
- 尿が泡立つようになった
- たんぱく尿が出ると何が問題なのか知りたい
- 以前から尿たんぱくを指摘されているが放置してきた
- 精密検査が必要と言われたが、どこへ行けばよいかわからない
このような症状でお困りの患者様は、お気軽に当院へご相談ください。
たんぱく尿とは
たんぱく尿とは、尿中に通常では排泄されないはずのたんぱく質(主にアルブミン)が大量に漏れ出している状態です。健康な腎臓では糸球体がたんぱく質を血液側に保持して尿中に出さないようにしています。この濾過機能が障害されると、たんぱく質が尿中に漏れ出します。
1日のたんぱく尿量が0.15g以上を「たんぱく尿あり」、1日0.5g以上(尿試験紙で「+」以上)を「顕性たんぱく尿」と定義します。1日3.5g以上の大量のたんぱく尿はネフローゼ症候群の診断基準のひとつです。

症状
少量のたんぱく尿では自覚症状はほとんどありません。「尿が泡立つ」ことが患者様自身が気づく最初のサインになることがあります。泡立ちはたんぱく質が尿中に含まれることで表面張力が変化するためです。当院には「尿の泡が気になって調べたら腎臓の数値も悪かった」という患者様が多くいらっしゃいます。大量のたんぱく尿(ネフローゼ症候群)では、顔・足の強いむくみ・体重増加・倦怠感が現れます。
たんぱく尿は腎臓病のサインであるとともに、心血管疾患のリスク指標としても重要です。たんぱく尿が多いほど腎機能低下速度・心血管イベントのリスクが高まることが数多くの研究で確認されています。
原因
腎臓疾患(糸球体腎炎・糖尿病性腎症・腎硬化症など)が最も多い原因です。一時的なたんぱく尿として、激しい運動後・発熱時・起立性たんぱく尿(立位で増加し臥位では減少する、若年者に多い生理的変動)がありますが、持続するたんぱく尿は腎臓疾患の可能性が高く、精密検査が必要です。
治療
たんぱく尿の治療は原因疾患に応じて異なります。
薬物療法
- ARB/ACE阻害薬:糸球体内圧を低下させてたんぱく尿を減らす腎保護薬の第一選択です。
- SGLT2阻害薬:CKDに伴うたんぱく尿に対しても腎保護効果が確認されています。
血圧・食事管理
目標血圧は130/80mmHg未満です。減塩・たんぱく質の適正摂取も重要です。
精密検査
尿中アルブミン/クレアチニン比・24時間蓄尿・腎臓超音波・必要に応じて地域の総合病院・大学病院などと連携し腎生検を行い、原因疾患を確定します。
注意事項
「たんぱく尿が一時的なものか持続するものか」の判断が重要です。健診で1回指摘されただけの場合でも、3ヶ月以上継続する場合はCKDと診断されます。放置せず、精密検査を受けてください。
院長からひとこと
「健診で尿たんぱく+と言われたが、去年も同じだったから大丈夫だろう」と数年間放置してしまっている患者様が多くいらっしゃいます。たんぱく尿が続いているということは、腎臓が静かに傷み続けているサインです。腎臓専門医として、たんぱく尿の精査・治療に力を入れています。「尿検査で引っかかった」という患者様は、まず当院へご相談ください。
監修医師
鶴岡 歩(つる内科クリニック院長)
循環器内科・腎臓内科を専攻後、大阪府済生会千里病院 千里救命救急センターおよび大阪市立総合医療センター 救命救急センターにて救命救急医・集中治療医として勤務。カテーテル治療・血液浄化療法を専門とし、2026年10月につる内科クリニックを開院。日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医・日本腎臓学会腎臓専門医をはじめ、救急・集中治療・脈管・IVR(画像下治療)など多数の専門医資格を保有。